普賢岳の火砕流から20年
先日TVで20年前の1991.6.3普賢岳の噴火から火砕流が起きた
大災害のドキュメントが放映されていました。実際の映像と再現ドラマ
を混合させてうまく編集されていました。
あれから20年、島原地方の市街地は復興し、避難指定地域に生活し
ていた住民も新しい住居地で第二の人生を送っているようです。
災害は忘れた頃にやってくると言いますが、昔から火山の噴火や地震
がいつ起こるかわからない日本なのに、今回の原発の対応策も杜撰と
言わざるを得ないのが誠に残念です。
なぜ、これほどまでに危険な原発建設を補助金を餌に全国民の賛同も
得ずに促進されてきたのでしょうか。
火山の噴火や地震津波で人々が避難するのは止むを得ないとしても、
原発の放射能汚染は人々には防ぎようがありません。
放射能を除去したと専門家が言う汚染水を海へ垂れ流すようですが、
海洋は公海へ通じていますので、本来は国際的な承認が必要だと思うの
です。
世界各国から司法裁判所に提訴されたら日本政府はどう対応するので
しょうか。後先を考えずに日本は本当に厄介な発電設備を持ったものです。
私は主力として火力発電のシェアを上げて、CO2の削減に日本の技術で
努力したほうが良いと考えます。