買占め行動に疑問を覚える

東北関東大震災を契機に被災地でない地域での物品の買占めが起きている。

本来このような時期であれば、被災地の人びとの事を考えて、電池を浪費しないとか、洗濯の回数を少なめにするとか、毎日のお風呂を控えるとか、食事を質素にするとか、なるべく買い物を控えるべきなのだが逆の現象が出ている。

原油の輸入が止まったかつてのオイルショックで、日本人は洗剤やトイレットペーパーを買占めに走ったが、現在の状況は海外要因などないので、多少辛抱して一時我慢すれば品物の入荷は始まるのである。

被災地に優先されるのなら、仕方がないので多少物がない中で不自由だが、やりくりするしかないのである。
あれだけ経験を積んでも自分優先に行動する習性が抜けないのは困ったものである。

我が家でも計画停電も慣れてしまえば何と言うことはないと家内と話している。
非常用備品も日常から買い備えてきているし、食品類も随分前から共同購入システムを活用しているので、今回の大事態で焦ったことは一度も無い。

被災地の皆さんの日々の耐え難い苦労を考えれば、生活インフラに支障の無い我々の地域は、何も不安感などない筈なのであるが、自分の生活困窮ばかり優先して考えてしまう傾向があるように思えるのである。