藪から棒

世間一般の印象のように、前原氏の外相辞任は残念な出来事であった。

たまたま4日の参院予算委員会を見ていたが、野党議員の政治資金スキャンダル追求の発言には品位の無さを感じた。

ザル法と言われる政治資金規制法上の外国人からの献金を禁止する条項に抵触するのは理解できる。

しかし、日本で長期に在住する在日韓国人からの志しとも言える僅かな献金を取り上げて、外相辞任にまで追い込むことは如何かと考える。

おそらく野党議員は、予想通りに国会を混乱させ、鬼の首を取ったという満足感があるだろう。

だが対外から見ると、こんなお粗末な国会論戦など国民の為には一切ならないことを承知の上で、ただ政局を混乱させるがための行動と映るのである。

政治資金規制法そのものを画一的に解釈できぬよう、もう一度見直してみては如何かと思う。