日本のインフラづくり

今に始まったことではないが、どうも日本の地方交通インフラの構築は時代錯誤しているようである。
 
何も東北新幹線の全線開通のことを言っているのではないが、経済成長に併せて日本の大動脈をつくるのならわかる。
 
しかし現実は、過疎化した地方の道路は年々人口が減少傾向にあるにも関わらず、改良されて立派になる一方である。
 
地方の雇用確保が主目的で、公共事業を断続的に出すことが国の将来の経済成長とリンクしてインフラ整備が行われているとは必ずしも思えない。
 
これも役所の縦割り行政の弊害だろうが、地方に借金の付けばかりを将来にわたり残して、果たして地方の経済は立ちゆくのだろうかというのも杞憂だろうか。