高度センサー技術の応用

昨日は、日の丸半導体の復活を唱う大学主催の産学連携シンポジウムに出席した。
 
中でもわたしが興味を持ったのは、農業分野へのセンサーの応用研究事例の発表だった。
 
弊社も農業法人向けの様々なソリューションサービスの発掘に取り組んでいるので、興味を持てる発表があり出席できてよかった。
 
例えば水センサーを使ってぎりぎりの水を野菜に与えると、甘味のあるトマト栽培も可能という。
 
またビニールハウス全体の室温を高めなくても、土の温度のみを適温にすればCO2の削減にも寄与するとの発表内容もあった。
 
昨日のシンポジウムは、学者の半導体先端技術の一端を研究発表会と称して企業側に披露する機会だった。
 
わたしはやや門外漢だったが、参加者のほとんどはかつて国内の半導体業界で第一線の技術者として活躍された方々であった。
 
実証実験を重ねて更に工夫すれば、複合技術の組み合わせで世の中にない新たなサービスの可能性もあり、日本も諦めてはならないという声明だったようにも思えた。
 
直近では太陽光パネルも、日本は生産量や価格ともに中国企業に先を越されているようであり、スマートグリッド分野においても産業界は世界の競争にさらされるだろう。