学校教育の場で忍耐力を養う

luckycherrymame2010-08-05

今年の6月の株主総会で役員を退任された、わたしの前職の先輩が弊社を訪ねてこられた。

どんな仕事かも何も分からず、就職難時代にやっと就職した建設会社だったが、現在は業界ではトップクラスの優良企業である。

もちろん給与面も問題なく、福利厚生施設も整備されているのだが、新卒者が100名入社しても1年以内に3割が、3年以内に5割が辞めてしまうとのことであった。

辞めて地方公務員に再就職する人も多いらしいが、原因の多くは、休めないとか、残業が多いとか、仕事がつまらないという理由だと思う。

多くの現代の若い人は、きつい仕事に耐えて3年も我慢して働かないし、いざとなっても何とか生活していけることがわかっている。

業界自体の休めない事情もあるが、情報化の時代の中では、企業も働く環境を見直さなければ若い人の定着は難しいだろう。

昔の感覚と今の世代の感覚は違うと捉えて、今を受け入れつつ変わっていくしかないと思う。


関西に本社を構える未来工業という企業などを、建設業界も研究して見習うべきだと思う。

教育の場では、子どもたちの忍耐力を養うことが最重要だろう。