三つ子の魂百まで

二年前に起きた秋葉原無差別殺傷事件の加害者である加藤被告の裁判が始まり、被害者に対する謝罪の言葉が語られたようである。
 
家庭や生い立ちが子どもに与える影響はさまざまだが、加藤被告の語りからは母親の影響が自分を形作ってしまったような口ぶりである。
 
なぜ両親が表に出てきて、被害者に対して公の場で謝罪なり、子育ての至らなさが語られないのだろう。
 
この種の事件は毎回、加害者にばかり焦点が当たり、背景を評論するだけに終わる場合がほとんどである。
 
子育て世代の親自体、子どもの幼少期は未熟な場合が大半だが、育て損なったツケは将来にわたり禍根を残すことを自覚してほしいものである。
 
親や周囲の先輩などに謙虚に学んでほしい。