忘れられない恩義

昨日、30年来の我が友人からのメールの知らせで、日経の交遊抄というコラムに、前職の役員で退任間近な大先輩が登壇されているのを知りました。
 
オイルショック後の昭和50年代は就職難でどこの大企業も採用を絞っていたが、厳しい中でたまたまお世話になったのが某建設会社でありました。
 
上記の大先輩には、いまだに感謝の気持ちを忘れることができないことがひとつあります。
 
わたしの育ての親である祖父の葬式に、人事課長時代の当先輩がはるばる東京の本社から九州、熊本のさらに田舎の天草までお越し頂いたことがありました。
 
当時、わたしは札幌市内に位置する現場事務所の勤務で、まだ社歴の短い血気盛んな平社員の身でしたが、ひとりひとりの社員を大切に思う会社の姿勢に驚いたものです。
 
残念ながら、やむを得ず何年か後には思いがけない退職に至りましたが、今でも前職のおかげで今日があると、心の中で当時の大先輩方や会社に感謝しております。