癌摘出手術の光と陰

もう5年くらい前になりますが、我が社の経理部門で大変お世話になった方がいる。

大企業で定年後も名誉監査役としてご活躍のかたわら、私の会社も指導をして下さった。

その方が定期健康診断の結果、リンパ性の腫瘍を摘出手術をされることになり、2週間の入院くらいで復帰なさるということであったが、退院後も放射線治療を続けられていくうちに体力も落とされ70歳というご年齢で肺炎を患われ他界されてしまった。

当時、医療ミス等で問題になった医療機関での出来事だったので、今でも大変無念な思いをしている。

何故、高齢なのに体力を消耗する放射線治療を術後に施し続けられたのか素人ながら治療方法にどうしても理解できない。

患部が摘出できたのであれば、たとえ悪性腫瘍でも進行は遅いので何年間かはお元気な姿に接することができたはずである。

一説によると、悪性の癌は初期に手術しようが末期に手術しようが平均寿命にはあまり変わりはないらしい。

転移性のものは初期段階でも既に体のどこかに転移の可能性があり、すでに遅いと言われている。

ストレスをなくして日々生活することが大事なようである。