期待と抱負

期待というものは周囲に委ねざるを得ないが、抱負というものは自らが書き示した方がいいようだ。

成人式など人生の節目に自らが抱負を述べることは大変貴重なことだと深く感じた出来事があった。

実は先日のある成人式で、子どもが幼稚園時に親が子どもの成長に期待して書いた手紙の缶詰めが新成人によって開封され朗読がなされていた。

もっぱら偉い人の決まった長いダラダラとした挨拶より、新成人は真面目に聞いて感動し、ふとした瞬間で親に感謝の気持ちを抱いたようである。

つまり周囲に期待したいと思うならば、まずは自らが新年の抱負などを書き示すぺきだということを私自身も勉強させられた次第である。

人の振り見てわが振りなおせとは昔の人から教わったが、人は成長したいならば他人から謙虚に学ばなければダメだと思う。