日本もかつての高度経済成長時代には全国的にバラマキの公共事業もできたが、低成長時代の現在はそんな財政にゆとりはないはずである。
しかし、自民党を中心とした政権の55年体制が長期きに続き過ぎために、公共事業に依存する土建体質が全国的に温存されて来たようである。
つまり、いつの間にか毎年、国家財政が公共事業投資へ注ぎ込まれないと生活できない国家の体質を作ってしまったような気がする。
考えるに、国は産業構造の転換や将来を見据えた財政支出を経済の低成長下で積極的に行ってきたと言えるのだろうか。
人間として豊かに生活するためにも、政権交代を機に土建国家体質からの脱皮を是非とも図ってほしいものである。