最近、イタリアの小さな村の取材報道を毎回楽しみにしている。
のんびりした村人の生活や心豊かな人々の表情がとても素晴らしい。
引退している人、働いている人、子どもたちが共にゆったりと暮らし、村に同居して過ごしている光景はうらやましい。
日本人は何でもかんでも物質的に欲張り過ぎるような気がする。
世界第二の経済大国にしては情緒的豊かさが欠けてきているし、様々な社会的格差も生じている。
もっとほのかな手のひらに載るくらいの安定した幸せをイタリアの小さな村などの生活に見習うべきである。
霞が関がコップの中の嵐ばかりで地方は置き去りにされてきた今日の行財政を、国家的な見地から見直す必要があると思う。