介護報酬引き上げの失策

当初、介護職員の待遇改善を意図して厚労省は3%の介護報酬引き上げを行ったが、実際はほとんど介護職員の手当に回らず事業者の事業収入の一部になってしまったようである。

報酬引き上げ認定事業の事務処理が複雑化し、逆に事業運営コストが増えてしまったとのことである。

次回の改定では介護職員への紐付きの報酬引き上げで会計監査も厳格に施行されるようになると思う。

どうも事前の国の実態調査が甘くて、単なる机上の政策立案で現場はうまく事が解決すると誤った見込みをしたようである。

政治家も官僚も国民の税金を慎重に配分しないと不信感を重ねるだけである。