2009-04-20 神風が吹いた業界 昨年前半の原油高騰は異常であった。石油製品を材料や燃料に使っている業界は、かつてない前年赤字決算を覚悟していた。ところが年後半の大幅な原油価格の下落により、価格転嫁分が石油元売りからキックバックされて思わぬ増益となったようである。この下落も世界的なオイルダラーがサブプライムの余波で行き詰まってしまったのである。山高ければ谷深しで、内需産業の堅実な業界には神風が吹いたようである。