貧乏人は麦飯を食えと言った首相

luckycherrymame2009-04-14

昭和の大宰相で日本が高度経済成長路線を突っ走るために「貧乏人は麦飯を食え」と言った人物がいた。

当時、差別発言で大問題になった池田勇人首相の弁だが、一方彼は国民所得も倍増させると宣言した。

戦後復興の日本が欧米諸国と肩を並べる豊かさを享受するには、国民が一生懸命働くことで所得を増やすしかなかった。

働いて所得を得なければ美味しいご飯も食べられないと国民は自覚すべきだと池田首相は語気を強めて諭したつもりだったのだろう。

現代のように希望する仕事がないという理由で働かなくて、国の生活保障を当てにしていたら国の財政が保つはずがない。

仕事があれば何でもチャレンジするという姿勢も必要であり、また継続しなければ力も付かないし所得も増えない。

この両方が欠けているのが現状の失業者の中にも実態として一部ありはしないだろうか。

当時の池田首相の弁もそんな趣旨のことを言っているような気がする。