規制緩和

昨日、たまたま米国から日本を訪れた9歳(今年小学4年生)の女の子と一日を過ごす機会があった。日本語は全く話せないのだが、いい友達付き合いの会話をさせてもらって楽しいひと時であった。驚いたのは最新のキンドル(アマゾンの電子ブック)でゲームを盛んに楽しんでいる楽しいそうな姿であった。


日本では携帯に代わり、今やスマホブームであるが、近々電子ブックを搭載したタブレット端末が急速に普及するだろう。私自身も同年代の人より、やや早くスマホを使用しているが、今のスマホの機能に電子ブックが載ればタブレット端末に切り替える予定である。電子ブックの分野では、米国ではキンドルを筆頭にかなり普及が進んでいるようであるが、正直、日本のIT普及は遅すぎると思う。


小学校で高価なパソコンを使わせるよりも、電子ブック機能のタブレット端末を全生徒に配布するくらいの教育改革を思い切って実施してほしいと考える。ただ日本はあまりにも規制ばかりで、デジタル教育も道半ばという気がする。聞くところによると、日本の出版界の閉鎖性がキンドルなどの電子ブックの普及を遅らせているようである。


楽天がカナダ製の電子ブックを7千円台で市場に投入するようであるが、値段的にもいい目の付け所ではないかと思う。出版界や書店も時代の流れに乗ってデジタル社会で競争するくらいでないと、これからの時代は話にはならないだろう。日本政府の規制緩和というメッセージは何度も聞くが、様々な面で遅々として進んでいない印象である。