家庭

人は身近に存在する人に「ありがとう!」という言葉を気が着かずに掛けない
ところがあります。つまり窮地に陥らないと人間なかなか違った感覚に目覚め
ないのだと思います。最近、朝のあるTV番組で被災地に関しての伝言メッセ
ージにいつも耳を傾けていますが、純粋な人間性の表現に感動しています。

被災地の方は人生観を変えざるを得ない体験をなさいましたが、同胞である
我々も恵まれた環境に生きているので、単なるテクノロジー一辺倒の意識で
はなく、目の前の人のために自ら目標をもって情熱のある行動をとれるよう日
々努力していきたいと考えています。

普段、私たちは目の前にいる存在に感謝の言葉を掛けることもなく、当たり前
に思いがちです。もし存在が無かったらどんなに不自由かをあまり想像しよう
としないものです。長年一緒に生活していると如何に大切な存在かが分から
ず、空気のようにあまり有難さを感じなくなります。

実は地方で暮らす義父母と、精神的に疲れている義兄弟の意識の隔たりが
昨日の我が家の話題でしたので、身近な家庭問題として取り上げてみました。
日々の暮らしの中で一番大切なことは、目の前にいる人を大事に思うことです。
なかなか当人は直接悩みを打ち明けることができないので、気軽に相談できる
人の存在が必要です。