就職活動

今日、来春大学を卒業予定の4年生の女子学生さんの面接に立ち会いました。
近頃年々感じることは、学生さんの就職事情があまりにも厳しくなってきたこと
です。確かに従来と比べると、就職口が狭くなってきて我々のような企業でも
選ばれる側から選ぶ側へと変化してきています。

今から25年前の平成バブルの絶頂期には猛烈な人材確保競争の時代があり
ました。今では考えられないほど人材確保が困難で、地方の高等学校まで足
を延ばしても知名度のある企業しか卒業生の応募が無くて、競って入社試験に
来てくれる業界ではありませんでした。現在は、お陰様でその後の産業構造の
変化でとても採用がし易くなりました。

中小企業は如何に優秀な人材を集めて強力な組織にするかによって市場で勝
負が決まりますから、「寄らば大樹の陰」と安定志向で大企業を選ぶ若者が年
々減ってきている日本企業の時代の流れの変化は私どもとして大歓迎です。
この時代の流れの変化が急速に新しい産業構造を形成していくものと思います。

時代の変化と共に、企業もグローバル市場に進出して行かざるを得なくなり、
日本国内での新卒求人数も業種によっては激減している状況が存在します。
今やIT業界と言えば学生さんにも通じる業界になりましたが、なかなか外から
はわかりにくい仕事の内容の業界なので、職業選択で決して後悔しないように
よく調べてチャレンジしてほしいと考えています。