これも何かの縁でしょうか?

往年の名女優、高峰秀子さんが亡くなられた。86歳だったようです。
 
昨年末29日から休みに入ったので、自宅のテレビ録画の整理をしながら「名もなく貧しく美しく」という高峰秀子小林桂樹主演の映画を久し振りに見ました。
 
この映画を銀座で見たのは随分昔で、20代の独身時代にひとり薄暗い映画館の片隅で感動して涙したことがあります。
 
28日に亡くなられたと元旦に訃報が流れ、まだご健在だったことに初めて気が着きました。
 
久方振りに高峰秀子さんの映画を観たのも何かの縁であろうか、まさか、単なる偶然だろうか、不思議なものです。
 
ひとつだけ嬉しかったのは、私の母も同じ86歳で3ヵ月前に亡くなったので、母が名女優と同い年だったので天国で満足してくれるだろう、光栄な気持ちになったことです。
 
映画はご存じない方が大半だと思うが、聾唖者夫婦の出逢いから別れまでのストーリーで、最初から最後まで白黒で物静かな字幕の作品で内容的には素晴らしいと思います。