ちょっと柔らかい話

普段あまり堅い話ばかりなので、たまには柔らかい話をしたい。
 
今朝、五時半に起きて朝刊に目を通しながらテレビを観ていたら、俳優の市川海老蔵氏が傷害に遭ったという芸能ニュースが流れていた。
 
すっきりしたのは、観ている私も同感するような記者会見した父親の言葉であった。
 
一字一句覚えていないが、息子が「人間として未熟者で至らない、不徳のいたすところ」とか、そのような内容であった。
 
おそらく酔ってケンカとなったのだろうが、有名人として昨今美人妻と新生活をスタートし、チヤホヤされて自らの言動が謙虚さに欠けていたのだろう。
 
世の中、不況で毎日イライラしている人が多いということを、いい気にならないで、もう一家の大黒柱の大人だから認識しなさいという見せしめだと取ればいい。
 
父親は一時、確か癌を患って芸能界へ現役復帰されて、生死をさ迷うご苦労をなされているので言葉の重みが感じ取れた。 
 
幸い息子の海老蔵氏も怪我で済んだようなので、これを契機に人間としてもう一段成長して「怪我の功名」と言われるよう、芸を磨いてほしいものである。
 
サラブレッドなら父親の気持ちが理解できるはずである。