司法制度改革の是非

2010年の新司法試験合格者2074人が発表された。
 
最近、電車やバスの車内に多重債務への相談と称して、弁護士事務所や司法書士事務所の広告がやたらと目立っている。
 
司法制度改革で、弁護士の数を増やしたり、報酬を自由化したり、広告も自由になったそうである。
 
しかし一方では、食えない弁護士や闇組織と関わる弁護士も増えてトラブルが絶えないとのことである。
 
以前から不思議に感じていることだが、士とつく職業には定年もないし、資格の更新もないし、人数ばかりが増える一方なのに、国は一体どんな法治国家を目指すのかと思う。
 
刑法、刑事訴訟法しかりで、野放図に海外の物真似を外形的にとらえるのではなくて、もっと日本国民に納得が得られるような司法改革をしてほしいものである。