問うに落ちず語るに落ちる

土曜日に、本屋で何気なく買った文庫本が非常に面白い。
 
嘘や秘密、隠しごとは、必ずどこかにほころびが出てくるのだが、この小説の主人公の行動は大胆である。
 
人に対して秘密を持ち、隠そうとしているときは、人から問いかけられても用心して隠し通せるが、なにげなく自分で話をしているときに、人はついうっかり秘密を漏らしてしまうらしい。
 
今読んでいる小説の中身も、幸せな家庭を不倫で何故か安易に崩してしまうのであるが、フィクションだからドキドキの臨場感に充分浸れて読者としては興味深い。