臥薪嘗胆

政治家に限らず、失言することもあるのが人の性(さが)であろう。
 
「後悔先に立たず」なので、自らの性(さが)を深く反省して、謙虚な気持ちで事に当たるしかない。
 
昨年の衆議院選挙による民主党中心の劇的な政権交代は、マニフェストの中味で実現したのではなく、旧麻生政権に代わるものを国民の大多数が選択したからである。
 
政権批判ばかりする野党と政権を担う与党では立場が異なるので、行政は美辞麗句で済まされないことが当事者になって初めてわかるのである。
 
政権運営も、しばらくは臥薪嘗胆だが謙虚な姿勢で事に当たり好機を待つしかないだろう。
 
離合集散の永田町政治が、回復傾向にある日本経済に水を差さないよう願うばかりである。