財団法人日本宝くじ協会に思う

先日、電車内のガラス窓にある外郭団体のポスターが目に付いた。
 
確か「ペットボトル一本のお金でアフリカの子どもたちを救える」というようなキャッチフレーズだったと思う。
 
さらに横を向くと、電車内の天井からはサマージャンボ宝くじの宣伝ポスターが吊り下がっていた。
 
その時一瞬閃いたのは、政府の事業仕訳の対象となる公益法人に「財団法人日本宝くじ協会」の名前も上がっていたことである。
 
よく考えてみると、宝くじで集められる多額の資金の使途は、一体どのようになっているのか、是非とも事業仕訳で明らかにしてほしいものである。
 
夢のような当選金は僅かな支出だろう、もし収益金がそっと無駄に使われているとすれば、少しでもアフリカの子どもたちの援助に使われたら如何だろうか。
 
日本でも駅前の街頭寄付や各種慈善事業で寄付が集められる。
 
また日本人は信仰心があるので、神社仏閣にお賽銭を奉納したりする。
 
宝くじの収益金に明確な意義があり、お金が大事に使われていることが証明されれば、日本人は真摯な気持ちで寄付行為をすると思う。
 
射倖心ばかりを煽る宝くじの宣伝より、その余剰資金を国際的に難民の救済に使われるという、人のためになる、人に優しい広報がより望ましい気がする。