戦前から脱皮した街

かつて東海道の宿場町であった「開かずの踏み切り」で知る人ぞ知る戸塚がこの4月に変身してしまった。

地域住民にとっては、3、40年来待ちわびた沿線で一番立ち遅れた駅前再開発だったのである。

在住22年になる私も、再開発は生きているうちには当分やってこないだろうと諦めていたふしがあった。

住めば都で、戦後の佇まいをした「旭町商店街」というメインストリートや小さな路地が何とも言えない位、昔の情緒が残っていた。

長い長い計画だったが、一説によるとあまりに古い街だったので地権者が複雑に絡んで開発の話が中々進まなかったようである。

世代も変わり、頑固な?地権者もいなくなり?次の世代の柔軟さを持った方々が協議を促進したのだろう。

読者の皆さん、是非とも戦前から未来へ生まれ変わった戸塚の街へお越しいただきたい。