武者返し

築城400年で日本各地のお城巡りが流行のようである。

先日、久方ぶりに熊本城まで足を伸ばした。

30年振りに降りた熊本駅も改修中のようであったが、昔
のような賑やかな活気ある人ごみのたたずまいは、残念な
がら感じられなかった。

昔からの情緒ある市電が、いまだに市民に愛用され続けて
いるのが熊本らしいのどかさの一面であった。

熊本城はお城巡りブームということもあり、比較的賑わい
を見せていた。

現在の城壁の石垣は、加藤清正によるものと細川氏による
ものが混在してようであるが、「武者返し」と呼ばれる清
正公の築城した石垣には無類の見事さを感じてしまう。

一年前に応募して一口城主になったのだが、現地で自分の
小さな名前を見つけるのに、お城の下層階から上層階まで
荷物を抱えて大変だった。