日航の破綻へ思う
昨日、日本航空が事実上破綻した。
これから先は私の素人の観点として述べるのでご容赦いただきたい。
再建計画の骨子からのみ判断すると、今後約5兆円の援助資金がなけ
れば収支が成り立たないということである。
民営化されたが、政官のもたれあいで絶たれないで湯水のように国費
を無駄遣いしてきたことが禍したのだろうと思う。
もし政権交代がなかったら?さらに赤字を垂れ流しもっと税金を使う
ことになっていただろう。
思い出したのが旧国鉄の民営化であるが、血の出る大リストラがあっ
て現在の健全なJRが存在する。
日産もしがらみのない極めて厳しいゴーン改革の断行によって現在の
企業に蘇った。
小泉・竹中路線であれば大金を注がずに外資に売却という考えも浮か
んだだろうが、新政権はお金より人の問題を優先したのだろう。
デルタやアメリカン航空が日航へ資本参加したいのは、日航が国費を
投入してきた潤沢な人的・物的資産があるからであり当たり前である。
あまりにも遅すぎた結論だが、郵政族の政治家と航空官僚の長年のも
たれあい特権保持が航空行政を歪めたと考えている。
雇用の見えない国の姿を考えると、もったいない国民の血税を一企業
に注ぐようなものだが、今回の措置は仕方ないと私は思う。
皆さんの様々なご意見を頂ければ幸いである。